薪グリルラージはソロキャンプでもちょうど良いサイズだった

ユニフレーム薪グリルをソロキャンプで使う


ユニフレーム薪グリルラージを1週間ほど前に購入し、さっそく週末の二泊三日のソロキャンプで使ってみました。そして実験的にこのキャンプの調理ではいつものガスストーブは一切使わず、すべて薪グリルの炎だけで調理を行うルールにしてみました。

普段はガスストーブの手軽さに慣れている自分にとって、薪の火力で調理する作業は想像通りの悪戦苦闘の連続でした。それでも薪から出てくる煙に目をいぶされて涙を流しながら、トングと団扇を両手に持ち薪グリルの前で火加減をずっと調整していると、しだいに小さい頃のキャンプで味わった原体験をたどるような気持ちになり、それは楽しいソロキャンプの思い出となりました。

薪グリル、思った以上に良い商品でした。

そこで今回はソロキャンプなのに通常の薪グリルではなく一回り大きいラージサイズを購入した理由や、開封から実際にソロキャンプで使ってみた感想についていろいろとお話しをしたいと思います。

今回は少し長い記事になりましたが、しばらくおつきあいくださいませ。(#^.^#)

薪グリルラージ21

薪グリル薪グリルラージの仕様比較


はじめに薪グリルの主な仕様について紹介します。ユニフレームには通常サイズの「薪グリル」と呼ばれる商品と、パパーマンが購入した一回りサイズの大きい「薪グリルラージ」の2商品がラインナップされていますので、同時にこの2商品の仕様を比較してみたいと思います。

薪グリルVS薪グリルラージ仕様比較表
薪グリル薪グリルラージ
使用時サイズ47.5×30×35(高さ)cm68×40×40(高さ)cm
収納時サイズ26×56×8(厚さ)cm35.5×56×8(厚さ)cm
材質ステンレス鋼ステンレス鋼
重量約3.6kg約4.6kg
分散耐荷重約10kg約20kg
付属品収納ケース収納ケース
価格(税込み)12,000円16,900円
価格はこの記事を書いた時点のものです

使用時のサイズですが、薪グリルの幅が47.5cmに対し薪グリルラージの方は68cmと約1.4倍大きいわけです。ただ数字だけで比較しても、この違いはなかなか分かりにくいですよね。

薪グリルラージ01

そこで、薪グリルと薪グリルラージの2台を並べたのが下の写真になります。どうでしょうか?感覚的には2倍くらいの大きさの違いがあるのではないでしょうか。

薪グリルラージ24
ユニフレームのHPより 

ソロキャンプなのに薪グリルラージを選んだわけ


パパーマンの場合はソロキャンプでの使用を中心と考えていましたが、迷ったあげく薪グリルラージの方を選びました。この理由はいろいろありますが、もしソロキャンプだから単純に通常の薪グリルで良いと思われている方は、少し検討されてみてはいかがでしょうか。

パパーマンの場合、お店で実物を見ると薪グリルはどうも小さいなという感じがしたのです。

こう感じたのは想定する薪グリルの使い方によるところが大きいと思います。もし薪グリルを、それこそカタログの謳い文句である”カマド”=調理するための道具と考えるのであれば通常の薪グリルのサイズで実用的には十分だと思ったはず。

一方で薪グリルは、後方の反射板の効果を活かして冬キャンプでの暖房として使おうと思われている方も多いのではないでしょうか。カマドというより”暖炉”の様に薪グリルを使うことを考えた場合、やはりソロキャンプでも薪グリルラージの方が暖房能力が高いので有利だと考えられます。

もう一つ付け加えるなら、薪グリルラージは見た目に一人で使っていても全然違和感のないサイズです。大きすぎるという感じは受けませんよ。

もちろん、この薪グリルラージは収納したときの大きさと重量感が結構なものですので、ラージをおススメ出来るのは車で移動するキャンパーさん限定の話にはなりますけど。( ˘ω˘ )

薪グリルラージの細部を観察する


それでは薪グリルラージの開封から、細部を観察してみたいと思います。

薪グリルラージを開梱します


まずは箱を開けたところです。薪グリルはステンレス製なので、搬送中に傷がつかないように青いビニールで保護されています。さすがユニフレ―ムといった感じで、こういうところは丁寧ですね。

薪グリルラージ03

背面の反射板を広げたところです。薪グリルの組み立ては薪グリルラージを変わりませんが、基本的にこの大きな板の両サイドに部品を取り付けていくだけです。

薪グリルラージ04

次に灰受けを取り付けます。

薪グリルラージ05

さきほどの灰受けですが、反射板にこの様にひっかけているだけです。でも簡単には外れない構造になっています。

薪グリルラージ06

ロストルは、この様に中央にある2つの穴にはめ込みます。このロストルは通風を確保して燃焼効率を上げてくれる重要なパーツです。ロストルをはめると灰受けが固定されるようになっています。

薪グリルラージ07

ダッチオーブンやケトルなどを置く長いゴトクです。この重いゴトクを反射板に取り付けると全体が固定されてしっかりとします。下の写真では一番高いところに取り付けていますが、取り付け高さは3段階に変更できますよ。

薪グリルラージ08

空気取り入れ口など細かい工夫が見られる


灰受けには下の写真のような膨らみがありますが、ここには穴が開いていて外部からフレッシュな空気が入るようになっています。こういうのって何度か試験を繰り返して最適な位置や穴の大きさを決めたのでしょうね。そんなところを想像すると面白いです。

薪グリルラージ09

薪グリルを分解して収納してみました


さて、もう一度薪グリルラージを分解しました。パーツの数は4個だけですが、それぞれステンレス鋼で出来ていてずっしりと重いですね。

薪グリルは焚き火台としては高価な部類だと思いますが、一つ一つのパーツがとにかく丈夫に出来ているので、実物を見ればきっと価格相応だと感じると思います。

薪グリルラージ10

薪グリルラージを付属の収納ケースに入れてみました。この収納ケースですが、中に収納する部品の重さに反して、意外とペラペラなんです。これだけは使っていると破れそうな気がします。そのうち専用のトートバックが売り出されるといいなと思います。

薪グリルラージ11

背面からの火の落下問題について


薪グリルと薪グリルラージは共通して反射板の中央が下の写真の様に後ろ側に広がり、大きなダッチオーブンが中央に置ける様になっています。薪グリルのユーザーさんによるレビューでよく見られたのが、この三角形のスキマから火のついた薪が下に落ちてキャンプ場の芝を焼いてしまうような書き込みでした。

薪グリルラージ12

お店で問題のポイントを見てみたが


直火禁止のキャンプ場では、やはり芝を焦がしてしまうのは良くないと思うので、ここは購入前によく検討しました。実際にお店で実物を見たところ、空間がそこそこ大きくて確かにそんなことが起きそうだと思われました。

この火のついた薪が落ちるのを防ぐために、ユニフレームでは「薪グリルロストルウォール」というオプションが売られています。このロストルウォールは灰受けの奥側に高い壁を追加するものです。これを使えば確かに火のついた薪が奥に落ちにくそうです。



ところで、ここで問題が。。。

薪グリルラージにはロストルウォールの別売りがないけど


このオプションは薪グリルにしか使えないのです。商品の幅寸法が全く違うので、これは当然といえば当然の話です。パパーマンは何故、薪グリルラージにはこのオプション設定が無いのだろうとずっと思っていました。

そこでまたお店で実物を見ていたら、薪グリルラージと薪グリルでは問題となる灰受けの奥の形状が違うことに気付きました。下の写真はパパーマンの薪グリルラージですが、はじめから奥の壁が薪グリルにくらべてずっと高かったのです。

これは全くの想像ですが、ユニフレームは薪グリルを発売した後で奥側から火が落ちる問題に気づき、薪グリルに対してはオプションでロストルウォールを別売するという形で対応したのだと思います、そして後発となった薪グリルラージでは、はじめから対策済み品を売っているのではないでしょうか。

というわけで、薪グリルラージについては薪グリル+ロストルウォールほどではないにせよ、この問題をクリアしている製品だと思うようになりました。ここで気持ちがスッキリしましたので、あとは購入して使ってみるだけになりました。

薪グリルラージ13

薪グリルラージを実際に使ってみる


薪グリルラージを購入し、さっそくキャンプで使ってみることにしました。ここからは使ってみた感想など書いていきますね。

薪グリルラージの下スペース利用方法


薪グリルラージには地面と灰受けの間のスペースが13cmあります。このスペースによって熱による芝などへのダメージを軽減する効果があるのですが、このスペースに次に使用する薪を入れておくとで、焚き火をしている間に薪を乾燥させることが出来ます。

それにここに薪がたくさん入っているのを見ると、不思議と安心感がわいてきます。(*^-^*)

薪グリルラージ14

薪グリルは背面から見ても格好いいスタイル


下の写真はタープ前に薪グリルラージをセットしたあとで、後ろから見たところ。後ろから見てもなかなか格好いいですね。(^^ゞ

薪グリルラージ15

薪グリルラージに点火!


暗くなってから薪グリルラージに初点火しました。このキャンプ場は夜になると気温は10℃をきるので、けっこう肌寒いのです。そこで薪グリルで暖まろうとしたのですが、点火したばかりの時はあまり暖かくないですね。ところがしばらく薪を燃やして炭が出来てくると、放射熱が徐々に増えて暖かくなってきます。

薪グリルは通常の焚き火台と違い、焚き火の熱を前面に集める効果があってかなり暖かいです。あとは風の影響も周りの風防によって軽減されるようで安定した炎が作りやすいと思います。火力調整をしなければならない炊飯をしている時などは、特に使いやすいと思いました。

薪グリルラージ16

キャンプケトルの真価は薪グリルを使ってはじめて分かった


ユニオフレームのキャンプケトルは、ファミリーキャンプをはじめた頃に購入したアイテムですが、こうして焚き火にかけて使うのは初めてではないかと思います。もちろん、キャンプケトルは煙に当たってすすけてくるのですが、これがキャンプケトルの正しい使い方ですね。(;^ω^)

薪グリルラージ17

ブリッジの部分に牡蠣をのせて、焼き牡蠣を作っています。いつもはユニセラを使って炭で焼くことが多いのですが、こうして薪で焼いて食べるのも楽しいですね。うまく焼けるかドキドキしますけど。

薪グリルラージ18

ケトルとダッチオーブンスキレットの同時使用では


この時のキャンプでは全て薪グリルラージを使って調理しようと思っていたため、キャンプケトルの他にも炊飯用としてダッチオーブン6インチスーパーディープ、そしてキャプテンスタッグの8インチスキレットを用意してきました。

この3つを同時に使うには、やはりラージのサイズが適していますね。ただこの3つの火加減を同時にすると、結構忙しかったですよ。(笑)

薪グリルは薪を置くところが長細いのが特徴ですが、この長手方向に火力の強いところと弱いところを意識して作るようにすると、火力の調整がしやすく、うまく使えるようになってきました。こういう火力の強弱をつける場面でもラージサイズの方が少し有利だと思います。

薪グリルラージ22

薪グリルと焚き火台の違いとは何か?


薪グリルで炊飯をしたり、魚を焼いたり、そしてただ焚き火をしたりと何度もキャンプで使っているうちに、やはり薪グリルは普通の焚火台とは少し違うんだなぁと感じるようになりました。

一言でいえば、薪グリルはキャンプ用に作られた「カマド」という道具だということです。通常、焚き火台は出来るだけ薪が燃えやすい様に考えて設計されていることが多いと思います。そのために、例えば風のとおり易い構造にしてやろうとか、薪と薪の間に空気が入るスペースをとってやろうとか考えて作られていると思います。

それに対して、薪グリルの場合は薪を出来るだけ燃えやすい様にすることが一番の目的ではなく、その時々の調理に応じて必要とされる火力に調整しやすい様に作られていると感じます。薪グリルは燃焼部の3面に風防をたてている構造になっていて、そもそも燃焼に有効な自然の風を遮っているわけですから。

だから基本的に強火にしたい時は積極的に風を送ってやることが必要ですし、弱火にする時も薪の配置や風のとおりを工夫してやる必要があります。逆説的な説明になりましたが、つまり火力を思った通りにコントロールしやすいわけです。

お米を炊くには強火でいったん鍋を炊き上げた後で、今度は弱火でずっとキープする工程になりますが、こういう時に薪グリルを使っていると火力を変えやすいと感じるはずです。

エバーグレ03_炊飯の火力は強火3

薪グリルは新世代の焚火台


夕食が終わったあとなど、焚き火をじっくりと楽しみたい時には薪グリルのゴトクを外せば焚き火台モードに。こうすれば薪の配置を変えたい場合にも扱いがとても楽になります。

また寒い季節には、きっと反射板による輻射熱の増幅効果で暖かさをいっそう感じることができるはずです。

エバーグレ03_秋火を上から

薪グリルのあるキャンプの朝の風景


朝起きたら、薪グリルの前で静かに薪に火をつけましょう。

ケトルのお湯を沸騰させるところから一日が始まります。

薪グリルラージ20

男は黙って薪グリルラージまとめ


最後に薪グリルラージの良いところをまとめておきますね。
  • 通常の焚火台に比べて前方に輻射熱が集まりより暖かい
  • ブリッジにケトルや鍋等を直接おけるので調理に便利
  • 炎の周りが風防の様に囲われるので風の影響をを受けにくい
  • 地面と炎が13cm(通常の薪グリルは10cm)離れているので芝を痛めにくい
  • 灰受けの奥が立ち上がっていて後ろに焚き火の火が落ちにくい構造(薪グリルはオプションのロストルウォールで対応)
  • 通常売られている薪であればそのまま突っ込めるサイズ感
  • オールステンレス性なので長持ち


さて、今回お話しした薪グリルラージですが

冬キャンプでワイルドなキャンプスタイルを目指したい方には特におすすめの一品です。

下の写真はパパーマンのキャンプサイトの朝の風景です。やっぱり薪グリルは格好良いなー。( ˘ω˘ )

薪グリルラージ23

それでは、今回はこのへんで。










関連記事

4 Comments

みーこパパ  

こんにちは(^ ^)

すごく詳しいレポ、為になりました!
欲しい製品だけどロストルウォール問題が気になってましたが、
この記事のおかげで心おきなくラージを買えます(^。^)

2018/09/27 (Thu) 18:59 | REPLY |   

パパーマン1号  

Re: タイトルなし

みーこパパさん、どうも!

やっぱりロストルウォールは購入する時に気になるところですね。参考になって良かったです。

これから寒くなると、みーこパパさんのキャンプサイトでもラージが活躍しそうですね。

2018/09/27 (Thu) 21:25 | REPLY |   

ORION  

さすがに大きいですね。
使っていないときに上に板を置いたらテーブルとして使えそうです。

2018/09/28 (Fri) 10:23 | EDIT | REPLY |   

パパーマン1号  

Re: タイトルなし

ORIONさん、どうも!


> 使っていないときに上に板を置いたらテーブルとして使えそうです。
それはいいアイデアかもしれないです。高さはちょうどロースタイルのテーブルくらいになりますね。

不思議なことにラージを使っているときは意外と大きいという感じはしないのですよ。でも普通の薪グリルとラージを並べている写真を見てると超巨大サイズに見えるのですよね。(笑)

2018/09/28 (Fri) 18:15 | REPLY |   

Post a comment